まとめ
- Notionというツールを見つけたので、利用をはじめた。なんとなくEvernoteの代替という雰囲気
- と、最初は思ったのですが、使い始めるとコンセプトというか、ツールが目指す方向性が違うなと感じました。Notionは”情報集約・整理ツール”というのが個人的な所感です。Evernoteはノートをとるツール。
- 総じて非常に可能性を感じるツールです。個人のメモ、様々な情報の全体像を俯瞰ツールとして便利に使えそう
きっかけ
メモに関するツールは主にはPremium契約していたEvernoteにまとめていたのですが、Notionというツールを偶々見つけて試用してみたところ、非常に可能性を感じたので、メモやその他自分が管理している情報全般の“集約・整理するツール”として、Notionを利用してみることにしました。
Notionの利用にあたっては、「Notion」機能レビュー。必要な情報をこれひとつで管理する5つの方法|平野太一|noteを参考にしました。
用途とツールの使い分け
現状私は日々の生活にあたって複数のツールを利用しています。Notionは非常に幅広い用途に利用できるツールのため、どのようにあてはめるか少し悩んだのですが、最終的に以下のように使い分けをすることにしました。
アクションレベルのタスク管理:Omnifocus
タスク管理に関していえば、個人的にはOmnifocusが最強のため、現状維持。
ファイル:Box、またはOnedrive(Evernoteで管理していた一部のファイルをこちらに移行)
ファイル管理については、Notionにまとめる意味が薄かったので、クラウドストレージに集約。Evernoteを利用していた時は、PDFファイル内の全文検索なども期待できたのでファイルの一部をEvernoteに集約していましたが、Notionはそこまでできないのでこの点は割り切りました。
各種テキストデータ、WebClip:Notion(Evernoteから切り替え)
Evernoteから完全に切り替え
各種情報のまとめ:Notion(New!)
この点が、個人的にはNotionに切り替えた最大のメリットで、Evernoteでなかなかやりづらかった俯瞰的な管理を行えるようになりました
Notionに何を集約したか
Evernoteのデータをとりあえず全部移行した
NotionはEvernoteからのImport機能が用意されているので、まずそれを利用してEvernoteのデータをすべてImport。 ただ、いまいち完全に移行されなかったので、ある程度移行できたという前提で割り切って使うことにしました。 Evernoteは、過去データアーカイブ用としてしばらく活かすことにしました。
- Evernoteにまとめていたもの
- 雑多なメモ
- ファイル(全文検索用)
- 出張時の持ち物リストやメモ
- WebClip
中でもWebclipについては件数が多すぎたのか、完全移行ができず、移行できない分は諦めました。 他のテキスト系のメモについては、すべてImport機能でもってこれました。
Notionに新しくまとめることにしたもの
データベースとしての用途が便利そうだったので、いくつか新たにまとめていくことにしました。 以下のような情報を新たにログとしてまとめてみようかと思っています。
- 観た映画のリスト
- 食事をとったお店のリスト
- プロジェクト的な管理が必要なもの
- Omnifocus(アクション)レベルではなく、大局的なステータス管理や、付随する情報のまとめが必要なものを集約する
- 直近では、転職活動の管理にあたって利用しました
Notionのいいところ
個人的にNotionを本格利用するのに決めたいくつかのポイント。 特に”データベースをつくることができる”というのが個人的に興味深く感じて利用することに決めました。 あとは、Evernoteではなかなか難しかったページのネストが深くつくれるのもよいです。
- ツールの手触りがよい
- ページ毎に柔軟な構造をつくれる
- ページのネストが無限にできる
- 1つのページに複数のオブジェクトを持てる
- データベースが手軽につくれる。そしてそれをページの一部として持てる
データベースについては、RDBの設計経験があると、非常に便利に作ることができると思いました。LinkedDataBase+フィルタで、例えばメモを集約するDBとしては一つにしながらも、参照用にフィルタして使えるのがよいと思います。 例えば、メモを一つのDBに集約して、各メモにはタグづけ。特定のページにLinkedDatabaseとして埋め込んだあと、タグをフィルタして抽出するといったような使い方ですね。
Notionへの期待
Notion非常によいツールですが、まだまだ発展途上のツールだと感じます。 特に個人的には以下の点対応してもらえると嬉しいなと思っています。
- クライアントアプリの完全オフライン利用
- iPad用のアプリをPCの使用感に近づけてほしい
これらの点についてはNotionにもフィードバックをしていて、課題として捉えている、というような返信ももらえました。 フィードバックに対してのメール返信が早いのも好感がもてますね。